Owner's Story

宿とオーナー、十人十色の物語
溪頭有晴天 | 秀麗さん.緑溢れる生活スタイルをあなたにも
お湯が沸くと、秀麗さんは熱いお湯をコーヒーポットからゆっくりとドリッパーに注いだ。挽きたての豆が香りを放ちながら、水分を吸い込み膨らんでいく。彼女は静かに微笑み、手元を見つめている。水が注がれると同時に、私たちの心も落ち着いていった。自然が取り入れられた空間に、わずか4部屋の広々とした客室。民宿「溪頭有晴天」には、秀麗さんの生活へのこだわりと想像がたっぷり詰まっている。    
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明賢行 | 阿幸さん.人生の荒波に乗りながら、愛で捉える大切な日々
薄手のグリーンニットに、深い青色のデニムエプロン。オーナーの阿幸さんは、バーカウンターの側に立ち、爽やかな人懐っこい笑顔で声をかけてくれた。笑った目はまるで三日月のようで、南国の太陽の光が彼女の小麦色の肌に静かに跡を残している。かつて憧れた墾丁の煌びやかな太陽に別れを告げ、彼女は実家へ戻って父親が30年以上経営してきた溶接業の工場を受け継いだ。この家と料理のことに話が及ぶと、阿幸さんの目には固い信念が宿る。彼女は深い思いと細やかな手料理で、思い出の痕跡をこの古い家に残している。そして新たな姿勢で、記憶の中に残る温もりを繋いでいるのだ。    
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三星四季・小時家民宿 | 哲栄さん&千婷さん.心地よい故郷の風景を美しい工芸に変えて
雪山トンネルを抜け、のどかな田園広がる「三星四季」にやってきた。オーナーの哲栄さんは、工房裏手の窯場からエプロンを外しつつゆっくりと歩いてくる。すると夫人の千婷さんは、もう一方にある民宿のドアを開けた。息もぴったりな2人。笑顔で紹介を始める。理想的な暮らしは、風通しのよい空間と息遣いの中にあるのだ。彼らの物語には、故郷の情景や汗水たらしてトラクターを操る農民の姿がある。それから、そう遠くないあぜ道を横切るシロハラクイナの姿も……。そんなのんびりとした風景の中に、四季があり、三星という土地があり、更には哲栄さんと千婷さんの想いがある。田舎での養生が1つ残らず古巣への養分となる時、辺り一面の土は手の中で工芸品へと変わった。彼らはより多くを切望し、旅人とこの地の場景を結び付けた。    
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