匠‧藝宿 Takumi Inn 私人住宅

さまざまな旅人に対応、無限の可能性を秘めた空間

大きな木の扉を開くと、無骨な外観からは想像もできない、遊び心豊かな空間がお出迎え。動物をあしらった子供用の椅子や、大人も子供も楽しめるミニビリヤード台、部屋中に置かれた小物や装飾品は全てご主人の小慈さんとStanさんがタイプの異なる旅人たちのために用意したものだ。恋人同士のデートも、友達たちのパーティも、全てこの小さなリビングで。更に、小慈さんは旅人の小腹を満たすために、無料のインスタントラーメンも用意してくれている。こういった些細な心遣いもまた嬉しい。

高速の出入り口と市街地にほど近い最高の立地でありながら、周りは田んぼという匠‧藝宿は非常に静かで、中心街の近くで大自然に包まれて過ごしたいというあなたにピッタリ。この物件の購入は即決だったと小慈さん、Stanさんは話す。そして、元々ついていた「匠藝術」という名前を「匠‧藝宿」に改名した。旅人たちに精巧な匠の技と大地の織り成す芸術を味わってもらいながら、温かい休暇を過ごしてもらえるよう願いをこめて。

シンプルなデザインに隠れた心配り

エレベーターで3階へ。客室に入ると、すぐさまテラスに飛び出したくなる。大きなキャンバスのように広がる一面の青い空と、眼下に広がる田畑の緑が燦々と輝く太陽に照らされキラキラ輝いている。客室「景觀房」はシンプルなデザインで、心も身体も落ち着く雰囲気。浴室には大きな浴槽とご主人のセレクトした柄タイルが貼られていてオシャレ。バルコニーで寄り添いながら二人だけの時間を満喫するのもいいかもしれない。どの部屋からでも幾重にも連なる豊かな田畑の景色を堪能できるのも魅力だ。マコモダケの最盛期には、あちこちでパッションフルーツの実もなっている。遠くに落ちる夕日を眺めながら語らい合おう。

日が暮れ、涼しい夜風が髪を撫ぜる。一緒に来た友達と笑い合い、部屋に戻ればゆっくりお湯に浸かりながら、ご主人の小慈さんが用意してくれたパックでお肌のケアも万全。親友との久しぶりの旅は、絶えない笑い声の音符で、思い出という楽譜に刻まれていく。

静かに眺める大自然の絵画

日が昇り、緑の大地に光を注ぎ込む。満ちた心を胸に匠‧藝宿を後にする。ふと、周りを見渡すと、遠くに見える山々は一枚の絵画のように連なり、柔らかい風が優しく田畑を揺らす。こんな素晴らしい景色がこんな近くで味わえるなんて。きっと貴方は、また友達と一緒に、この台湾のへそで、思いっきり笑って楽しめる思い出を作りに、ここへ来ようと思うに違いない。