ISSUE 08
毎日でも飲みたい!飲んでも食べてもおいしい、トッピングは無限大

もっちもち~!ドリンクはスイーツでもあるんです。

タピオカだけじゃない、ナタデココやプリンに愛玉ゼリーから好みで選んで、

ヤクルトや冬瓜、ソーダで色鮮やかに変化をつけよう。

 

Dear b&bドリンク特集第三章は、飲んでも食べてもおいしいドリンクをお届けします。

お気に入りをカスタマイズして、あなただけのドリンクを召し上がれ!

「今日は何をトッピングしよう?」おいしい具材を、ちょっと吸ってみて!台湾のドリンクには、次から次へと創意の波が押し寄せています。突如現れたタピオカミルクティーが、泡沫紅茶に代わって一気に話題になった時のように、次にドリンク界を制するのはどんな飲み物でしょうか?冬瓜紅茶、ヤクルト緑茶、プリンウーロンミルクティー、あるいはナタデココをトッピングした四季春ウーロン茶…?——Dear b&bが用意した三杯目のドリンクは、飲み物からトッピングに至るまで、おすすめのリストには収まり切りません。毎日一杯、あなたの味覚と心の叫びに耳を傾けて、お好みの組み合わせを選んでください!

 
 

( Photo Credit: 烏弄candicefoodieayi617、Dear b&b、COMEBUYhealthyshop.dr )

あらゆる具材が競い合う!おいしくするならトッピングは必須

タピオカミルクティーが登場してから、台湾の絶品ドリンク地図には、それに続いて各店の創意工夫あふれるドリンクや個々がカスタマイズしたドリンクが増えてきました。ナタデココ、プリン、仙草ゼリー、お茶ゼリー、寒天、芋団子、愛玉ゼリー、紫蘇などを、誰もが競い合うようにしてドリンクの中にトッピングするようになってきたのです。隠れメニューから一躍、お店の主役へと躍り出た「50嵐」の「1号」は、四季春ウーロン茶に2種のタピオカとナタデココを加えた、一度に3つの具材が楽しめる大満足のドリンクです。また、ドリンクスタンドにイートインを併設した先駆者であり、台南の学生たち共通の思い出でもある「波哥」は、早くからプリンをトッピングしたウーロンミルクティー「叮哥」を売り出しました。大小のタピオカとゼリーが入った「綜合新味」は、ロングセラー商品となっています。

 

ドリンク好きの台湾人は、低カロリーで歯ごたえのある寒天、オートミール、バジルシードなど体への負担を減らす「健康」具材も忘れずにトッピングしています。「COMEBUY」の丸い寒天ゼリーをトッピングした淹れたての「海神茶」は、リピーターが愛して止みません。また、自家製のきび砂糖や手作りの愛玉ゼリーといった天然食材にこだわる高雄発祥の「烏弄UNOCHA」は、杏仁粉から作った手作りゼリーを入れた「杏仁凍冬片」が看板メニューです。そして、ファッショナブルな「SOMA」では、一番人気の「茶欧雷(ティーオレ)」のほか、バジルシード入りの「蘭香子」も高山青茶シリーズに加わりました。一般のバジルシードのような食感とたっぷりの食物繊維で、重なり合うおいしさと美しさが楽しめます。

 

( Photo Credit: 鳥泥飲室甘蔗の媽媽zumin0318 )

台湾の懐かしの味から、工夫をMIXした進化型まで

多彩なトッピングはもちろん、お茶やミルクティー以外の、多様に混ぜ合わされた飲料そのものにもスポットが当たっています!「昔ながらの三大飲み物」を巡って火花を散らしているのが、「冬瓜茶」、「甘蔗汁 (サトウキビジュース)」、「青草茶(台湾の伝統的なハーブティー)」です。台南・赤崁樓の「義豊冬瓜茶」は、もともと1912年に創業した冬瓜加工場でした。代替わりをして泡沫紅茶店となり、果汁やタピオカ、こんにゃくゼリー、ナタデココといった各種具材を加えた「冬瓜茶」に生まれ変わりました。また、「甘蔗の媽媽」の売りはその場で搾ったサトウキビジュースの「白玉甘蔗」で、天然のきび砂糖と各種ドリンクを合わせた新たな味が楽しめます。ほかにも、遊び心のある伝統の味といえば、梅を加えた「梅子緑(梅緑茶)」や、牛乳の代わりに豆乳を各種茶葉と組み合わせた「珍煮丹」の「黒糖豆乳」、「迷客夏Milkhouse」の「抹茶ソイティー」など。お茶の中から新たな可能性が香ります。

 

懐かしさは必須ですが、新鮮味も欠かせません。 特にヤクルトの甘さと茶葉本来の爽やかさが融合したヤクルトシリーズは、長きに渡るロングセラー商品で、「ヤクルト緑茶」は昔からマニアの間で永遠に愛され続けている一杯です!近年人気なのは、弾ける泡のソーダや炭酸飲料で、幻想的なグラデーションの「バタフライピー」や、「ベイリーズ・ミルクティー」、「ハイネケン・緑茶」といったアルコール入りのお茶さえ登場しており、Instagramをにぎわせています。

 
 

( Photo Credit: 春芳號麥吉machi machi一心豪飲 )

飲んで、食べて、かわいい!おすすめドリンク

大波が押し寄せるドリンク決戦の中、Dear b&bスタッフがおすすめするリストを大公開します。かわいらしい名前とカップの「鳥泥飲室」では、懐かしいお茶ゼリー入りの「観音凍奶」だけでなく、フルーツ酢を加えた「好心情」や炭酸水をブレンドした「好天気」、「児童楽園」、「青春弾珠台」は、スタッフ皆がリピートするほど。また、タロイモ好きが飲まずにいられないのは「一心豪飲」。タロイモの食感が残るもちもちとした手作り芋団子と牛乳ミルクティーが相性抜群です。近頃、よりボリューミーな「厚奶嫩仙草(仙人ゼリーミルク)」も発売されました。そして、多くの芸能人もプライベートで訪れる「麥吉machi machi」は、お洒落なガラスのボトル入りが人気です。美味なる組み合わせの「烤布蕾紅茶拿鉄(クリームブリュレ紅茶ラテ)」もあります。それから、かわいい花柄カップの「春芳号」の「玉荷青蘆薈蜜(ライチ・アロエ蜂蜜)」は、滑らかなアロエベラが爽やかな絶対にオーダーしたい一品です。このように、ワンランク上のドリンクへと押し上げているのは、口の中で味の層を作るたくさんのトッピングたち。もちもち、つるん、しゅわしゅわ…「飲んでも、食べてもおいしい!」これこそが厭きることのない台湾のドリンクの秘密なのです!

 

日常風景に溶け込んだ宿で、工夫に富んだドリンクを

一杯のドリンクは、飲むたびに異なる旅へといざなってくれます。

お気に入りの食感をトッピングして、いつも心は晴れ晴れ。

 

一軒の宿もまた、異なる旅の風景を見せてくれます。

憧れの暮らしを探しに、お気に入りの街の秘密の風景を求めて出かけませんか?

台南の活力あふれる旅人宿|湧福驛站

駅の改札を出ると、太陽が肌を照りつける。これが台南式の歓迎だ。レンタルスクーター屋でとりあえず足を確保すれば、街に繰 り出す準備は整う。いざ出発だ。小道に入ると、どこか懐かしい建物が目に入る。花模様の鉄格子は歴史が残した足跡だ。木の扉を開けて入ろう、旅人が羽を休める「湧福駅站 」に。

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路地の中で見つけた静かな生活|夏爾

爽やかな午後、忙しい生活を忘れ、ゆったりとした歩調で羅東公園を歩く。後方の静かな路地裏には住宅が整然と並んでいる。美しいフォントで「夏爾」と刻まれた表札が、優しいオレンジの光を透かしながら優雅に澄ましている。理想の生活はもしかしたらここにあるのかのもしれない。

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高雄の日常生活に溶け込む宿|In Style House

うららかな午後、大通りから高雄の静かな小道に入る。白い雲、風になびく木々。遠くに見えるビル群との対比も相俟って、目の前の日常風景が素敵に映る。角を曲がると、「In Style House」——素朴な生活ス タイルの中に、高雄の日常が溶け込んだ場所。旅人を南部の素敵な日常へといざな ってくれる。

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